[発達障害ブログ]僕は生きるために自分に嘘をつくことにした

僕はこの世に必要な人間ではなく生きる価値も無いけれど、それじゃこの世界は生きられない。だから、こんな自分でも必要とされているし生きる価値はあるんだ、と嘘をつき続けることにした。ずっと嘘をつき続ければやがて嘘も本当になるだろう、というおもわくで。

休職してから転職するまで①

休職中にしていたこと

10月に休職して、5月に転職した。 その間、何をやっていたのかというと、特に何もやってかった。 ちゃんと通院し、処方されたお薬を正しく飲み、定期的にカウンセリングを受けていた。 もちろん食事と睡眠もちゃんと摂り、たまに夜更かしはするものの、昼夜逆転することもなく 好きなゲームの実況動画や面白い配信などをみて過ごしていた。

そうして数ヶ月が過ぎた頃、よし、社会復帰のための準備をしようという気持ちになったので、 そういった事も考えるようになった。

転職活動のために考えたこと

まずは、今の会社に戻るのか、何かしらの転職活動を行って転職するのか、ということを考えた。 僕はプログラマーシステムエンジニアと呼ばれる仕事をしていて、会社はどちらかというと ちょっとお硬いSIerといった会社だった。 僕自身、この会社に入って2回目の休職ではあるのだけど、決して特別待遇や環境が悪い会社、いわゆる ブラック企業では無いと思う。給与体系もしっかりしており福利厚生も上場企業レベルだった。 上司や人に当たり外れがあり、当然のように暴言を吐くような人がいても、それが放置されていた点は色々と思うところはあるけれど、ネット上のお話を見ているとこのような人がいない会社のほうが稀だと思う。 悪い会社ではなかった、と今でも思う。 ただ、そこでの働き方に自分を合わせることができなかった事が休職に至った大きな要因だった。 発達障害ADHDアスペルガーを抱えた僕にってはその会社での働き方を実践し続ける事は無理だった。

今の会社に戻っても、また休職を繰り返してしまうかもしれない。そんな不安もあった。 そして、長らく続けてきたプログラマーシステムエンジニアという仕事についても、自分に合っているのか、このまま続けていていいのかとも考えた。 集中力が続かず、丸一日かけてプログラムを考えてもすぐに開発環境や別手法での実装方法などに目がいき、全く成果が出ないことが頻繁にあった。 上記はコンサータを飲むことでかなりの改善ができたのは事実だが、コンサータを飲まずともなんとかやっていける仕事についたほうが後々のことを考えるといいのではないか。と考えたからだ。 ただ、私自身はこの業界で働くこと自体は好きだったし、苦でもなかった。才能、スキルの有無は別として。 そのため、今回の転職活動ではSIer的な会社ではなく、自分の望んた働き方ができる会社を受けてみよう、それで駄目だったら別業種も視野に入れて転職活動をしようと決めた。

転職活動としてやったこと

休職する以前からいいと思っていた会社が数社あったが、そこに直接応募することはせずにまずは転職サイトに登録することにした。ただ、大手の転職サイトではなく、システムエンジニア向けの比較的新しい転職サイトを使用した。 そのようなサイトを使うことで、今いる会社のようなところではなく、新しいものを積極的に使う風土の会社が多くいるのでは、と考えたからだ。 正直、この転職サイトに登録した時点では転職するぞという強い気持ちがあるわけではなかった。 まずはちゃんと始めた、行動に移したという実績を自分自身で持つためという気持ちのほうが大きかった。

数日後、数社から上記転職サイト経由でうちを受けてみませんか?というメッセージが来ていた。 このようなメッセージはいくつかの条件はマッチングした相手にたくさん送信しているものだとはわかっていたが、それでも嬉しかった。 定型文だけもメッセージも合ったが、転職サイトに記載していた情報に言及したメッセージもあり、頑張って書いた職務経歴書、自分が今までやってきたことが評価された事が嬉しかった。 そして、その中に自分がもともと受けたいと思っていた会社もあった。 このタイミングは逃すべきではないと思い、通勤圏内の会社には全部申し込んでみた。

転職活動は思った通り大変だった。少なくとも休職直後にやるものではないと強く感じた。 ゆっくり休み、ある程度回復して自身で行動しようと思えるようになってからだ。それでも大変だったけど。 いわゆる履歴書のようなもの、職務経歴書のようなものを書くのも大変だった。 こういったものは、もう使う機会が無いと思っても残しておくべきだと思った。 そういった形で、僕の休職期間は終わりに近づいていた。