[発達障害ブログ]僕は生きるために自分に嘘をつくことにした

僕はこの世に必要な人間ではなく生きる価値も無いけれど、それじゃこの世界は生きられない。だから、こんな自分でも必要とされているし生きる価値はあるんだ、と嘘をつき続けることにした。ずっと嘘をつき続ければやがて嘘も本当になるだろう、というおもわくで。

会社はあなたを助けてくれない

僕が発達障害と診断された時期、そしてうつ病と診断されて休職していた時期に在籍していた会社は、所謂ブラック企業、ではなかったと思う。
ちゃんと残業した分だけ残業代は出ていたし、少なくともより良い環境・文化を作っていこうという動きはあった。 それでも、僕はその環境に適応することができなかった。
それは単純に自分に合わなかっただけなのかなと、今は思っている。
僕は所謂ソフトウェアエンジニア、システムエンジニアと呼ばれる職についている。この業界にいるといろいろと新しい技術やサービスに興味が出てくる。
でも、僕がいた会社は所謂ある程度の規模の企業に属するSIerで、古い技術を使っている会社だった。 僕は新しい技術やサービスを試してみたかったが、仕事上でそういったものに関われる機会はほとんど無かった。

そして、会社がある程度の規模になると、どうしてもパワハラ基質のある上司、というものが存在しているのが常だと思っている。 僕は運悪くそういった上司がいる職場にいた。
そういった「自分にとことん合わない職場」にいて精神を病んでしまい休職に至った訳だけど、今になって思うことがある。

それは、「会社は個人を助けてくれない」ということ。僕が休職直前で精神がぼろぼろになっている状態の時、勤怠もぼろぼろの状態で、その件について上司との話し合いの場が設けられた。そこでそこで精一杯自分の気持ちを伝えても「みんなつらい思いをしながらそれを我慢して仕事している」、「他のみんなはやっていけているのに」といった事を言われた。
結局、その話し合いの場で言われた「このような勤怠の状態では何らかの処罰をせざるをえない」と言う言葉が引き金となり休職に至った。

うつ病直前の精神状態など、ほとんどの上司は経験も無いだろうし、発達障害もはたから見れば「ただ怠けているだけ」に見えるのであれば上記のような対応になるのだろう。 うつの状態では「正常な思考ができない」レベルで負の思考に支配されるので、心身ともに動けない状態になりがちだと思う。

そういったときは、会社には頼らず、病院の先生に頼るのが一番「良い方向へ向かう確率が高い」と思う。もちろん、病院の先生にも当たり外れはあるけれど。。。
もしも「会社は自分を助けてくれる」と信じれる人がいるのであれば、あなたは単純に勘違いをしているか、本当に良い職場にいるのかのどちらかだと思う。

疲弊した、うつに近い精神状態であればあるほど、「自分の事を第一」に考えてほしい。
極端なことを言えば、あなたが突然休職する結果になったとしても99%、会社はなんとか回る。
だから、せめて無理をしないで、自分を第一に考えて行動してほしいと思う。