[発達障害ブログ]僕は生きるために自分に嘘をつくことにした

僕はこの世に必要な人間ではなく生きる価値も無いけれど、それじゃこの世界は生きられない。だから、こんな自分でも必要とされているし生きる価値はあるんだ、と嘘をつき続けることにした。ずっと嘘をつき続ければやがて嘘も本当になるだろう、というおもわくで。

会社の定期面談と僕のコミュニケーション能力の著しい欠如についての考察

はじめに

  1. この記事は、僕の主観記憶に基づいて書いています。そのため、若干事実と異なる部分があるかもしれません
  2. 可能性はほぼ0ですが、ここに書かれている僕の経験をどこかで聞いた、見たことがある、と言う方がいらっしゃっても、どうかそっとしておいてください

簡単な背景

  • 数年前に諸事情によりうつ病で休職し、休職直前の時点で自身がADHDであることがわかった
  • 復職時、当時の上司に自身がADHDという障害を持っていること、それがどのようなものであるかの説明を実施した
  • その後上司が変わったが、自身がADHDという障害を持っていることは告知済み
  • 最近、関わっている仕事における不安からメンタルに不調をきたしがちで、休み、遅刻が多かった
  • 金曜に休み遅刻が多いことについて面談があり、そこで社会人失格のように言われたと感じてしまい、さらに体調が悪化した
  • 通院している病院に会社を早退して行き、抗うつ剤を処方してもらった
  • しかし、その次の週の月曜から鬱のような状態となり、4日間無断欠勤をしてしまった
  • その後なんとか体調が回復し、一週間ほど勤務したのち、定期面談があった

面談内容

Twitterでもいくつかは呟いたのだけれど、覚えている範囲での詳細は以下

  1. 無断欠勤をしていた時はどういう状態だったのか
  2. 4日無断欠勤をした後、出勤できるようになったのは何故なのか
  3. 休みがちな人間に仕事は任せられない。他の人に迷惑がかかる
  4. 今の現状(休みがちで無断欠勤をした今の状態)では、うちで働くことは難しい
  5. 君にはコミュニケーションが足りない。それを改善する気持ちはあるか

1について

正直に答えた。自分の感じたままに。ただ、あえて鬱という言葉は使わなかった(正式な診断があるわけではないので)

「布団から出る気力もないほどに疲弊しており、電話をかける気力も、電話をとる気力もない状態だった」と答えた。
(最初に休んだ日、数回会社から電話がかかっていたがとれなかった)

2について

こちらも正直に答えた。ただし、推測の域は出ないが。
ただ、この質問に関しては、どういう答えを期待してこの質問をしたのかが分かりかねている。

簡単な背景に書いた通り、抗うつ剤(ジェイゾロフト)を処方され、それを飲んでいること、
そして、それが効き始めるまでに数日かかるという背景を説明した上で、
「金曜から飲んでいる抗うつ剤が効き始めたため、出勤できるようになったのだと思う」、と答えた。

3について

「それは、その通りだと思います」と答えた。実際そう思っている。

4について

これを聞いた瞬間、とうとうこの言葉を言われる状態になってしまったか、と感じた。
絶望感に打ちひしがれ、もはや頭がまともに動くような状態ではなかった。 何も答えることができなかった。

5について

まず、コミュニケーションが足りない、という質問をされた経緯として、
無断欠勤する前の金曜日の会話で、以下のやりとりがあった。
休みが多い原因を尋ねられ、現在やっているプロジェクトの進め方に対して不満があること、
このままでは終盤に大きな破綻をきたすのではと不安になり、
それがストレスとなって休みがちになっているのだと思う、と答えたことから、
周りとちゃんとコミュニケーションが取れていればその不安もなくなるだろう、という考えのもと、とのことだった。

質問に対しては、正直に答えた。そうするつもりはあるが自信がないということについて。
「もちろん、改善したいという気持ちはあります。でも、実際に改善できるという自信はありません」と答えた。
そう答えると、以下のように返答された。
「自信がない、と答えるってことは、改善する気がないと捉えられても仕方ないと思うよ?」と。

僕はそれに何も答えることができなかった。答えられるような状態でなかったとも思う。 口ごもった僕を見て、さらにこう続けられた。
「口ごもる、黙るっていうことは、何も考えていないってことだよ?ちゃんと真面目に考えれば自然に言葉が出てくるはずだ」と。
「そういう態度は、コミュニケーションしようと努力せず、ただ逃げているだけに見えるよ?」と。
「コミュニケーションができていない問題を、君は改善する必要がある。本当にその気はあるの?」と。

そこで(返答まで結構な時間がかかったが)ようやく返答すること自体はできた。 「改善したいという気持ちはあります」と答えた。
「どういう風に?」と具体的な案を求められた。

そこでまた僕は口ごもってしまった。まともに頭は動いていなかった。 ただ、僕の中にはどうしても確認しておきたいことがあったので、それを確認するための質問をした。

「つまり、私の努力が足りないからこんな状態になってしまっている、ということですか?」と。
この、僕なりにかなり覚悟を決めた突っ込んだ(つもりの)質問に対しては、 「どうしてそういう捉え方をしちゃうかなぁ」という返答をされた。それ以上は何も聞けなかった。

少なくともその時の僕にはそう捉えることしかできなかったし、今でもそういう趣旨の言い方だったと感じている。
ひどい言い方をすると、お前が悪いんだからお前が変われ、と言われたように感じている。
僕がADHDという障害を持っている、ということは既に伝えている上でのこの対応については、
正直、会社に何も期待すべきではないな、という結論にならざるを得なかった。

結局、コミュニケーションができない問題に対しての具体的な案はこれから考えるとして、後日その結果どういうことを実践した、しているかを報告して、と言われ面談は終了した。

「会社の管理者から見た僕」の想像

以下は完全なる僕の妄想(特に最後の一文は)

一度休職し、復職後はあまり負荷の高くない仕事を与えてきた。しかし、復職から1年以上経過したことだし、
そろそろまともな業務に従事してほしい。しかし、負荷の低いはずの仕事を与えているにもかかわらず、年休が他に比べ多い。
しかし通常業務に徐々に慣れさせるため、必要比較的大きいプロジェクトのヘルプ的立ち位置に置いてみよう。
上記業務に就かせたら、勤怠がさらに悪化し、休み、遅刻がかなり多くなった。 軽く確認しても「ちょっと体調が・・」程度しか答えない。
また、業務中の休憩も他と比べてかなり多い。しょっちゅう離席している。
一度ちゃんと確認すべきか。そして、遅刻、休みが多いのは社会人としてどうかと思うよ?と釘をさすべきか。
簡単な場を設けて確認したら、今のプロジェクトが失敗するのが目に見えているため不安でストレスがあるとのことだ。
私は他の人と比べてそういった不安を大きく感じてストレスとして持ってしまうので・・・とのことだ。 そういう不安があるのであれば周りと相談して問題を解決すべきだろうと諭し、釘もさしておいた。
少しはマシになるかと思ったら無断欠勤。しかも連続。これでは仕事なんて任せられない。 ちゃんと働く気があるのか、改善する気持ちがあるのかを問いただす必要があるな。
正直、自己都合退職という決断をしてもらった方が都合がいいな。

コミュニケーション能力の著しい欠如について

正直な話、僕は今回の定期面談があるまで、コミュニケーション能力の低さ自体は認識していたものの、
それほど致命的なものではないと考えていた。
しかし今回、社会人として、この会社で働くことは難しいということを伝えられ、
僕自身の想定よりもひどく、致命的に近いものなのではないかと考えるようになった。
それこそ、障害者手帳を持つレベルなのではないか、と。
僕自身のコミュニケーション能力の著しい欠如の主な原因としてADHDがあることは間違いないが、最近
ADHDという障害から副次的に発生したものによる部分が大きいのでは、と考えるようになった。
それについては次回の通院時に医師と相談してみようと思っている。